下記の通り、freee会計APIの仕様変更を予定しています。
freee会計APIをご利用されている開発者の皆さまにおかれましては、新仕様の確認ならびに必要に応じてアプリの改修などの対応をご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
変更の概要:
現預金カテゴリに属する勘定科目※が明細行に存在する取引および振替伝票について、以下に記載する特定の条件を満たす操作ができなくなります。
実行した場合、エラーとなります。(HTTPステータスコード:400)
なお、すでに特定の条件を満たす操作によって作成された取引を更新する場合にも適用されるため、対象となる取引の更新が必要な場合は取引の作り直しが必要となります。
※「現金・預金」の勘定科目カテゴリに属する勘定科目を指します。勘定科目カテゴリIDは下記の通りです。
- 法人事業所の場合:account_category_id = 36
- 個人事業所の場合:account_category_id = 19
変更の詳細①:
決済状況が未決済※となる取引の作成・更新ができなくなります。
※取引の支払行(payments)が未指定、または取引の支払行(payments)の金額の合計が取引の明細行(details)の合計金額より少ない(部分入金)場合
対象エンドポイント:
- POST /api/1/deals
- PUT /api/1/deals
変更の詳細②:
以下のいずれかの条件を満たす取引・+更新・振替伝票の作成・更新ができなくなります。
- 以下の条件を満たす明細を1件以上含む
- 税区分 ≠ ‘対象外’, ‘未選択’, ‘不課税’
- 以下の条件を満たす明細を1件以上含む
- 税額 ≠ 0
対象エンドポイント:
- POST /api/1/deals
- PUT /api/1/deals
- POST /api/1/deals/{id}/renews
- PUT /api/1/deals/{id}/renews
- POST /api/1/manual_journals
- PUT /api/1/manual_journals
変更の詳細③:
取引の支払行(payments)の金額の合計が取引の明細行(details)の合計金額より少なくなるような取引の支払行の更新・削除ができなくなります。
対象エンドポイント:
- PUT /api/1/deals/{id}/payments/{payment_id}
- DELETE /api/1/deals/{id}/payments/{payment_id}
変更の理由:
会計データとして不正な現預金系取引の作成防止のため
変更の実施予定時期:
2022年9月