このページについて
経理担当者様、士業様など、「エンジニアではないがfreee会計 APIを活用して業務課題を解決していきたい」という方のためのガイドです。freee会計 API をGoogleスプレッドシート(Google Apps Script)で活用するまでを、順序立てて説明していきます。
APIとは何か
APIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略称です。英語表記の「Application Programming Interface」の頭文字をとって「API」と読んでいます。
読み方は「えーぴーあい」です。
ソフトウェアやアプリケーションのデータ、機能を、外部から利用するための仕組みです。
APIを使うと何が嬉しいのか
APIを使うと、ソフトウェアやSaaSサービスの標準機能ではできないような、細かなデータの取得や操作を行うことができるようになります。
freee会計を例に挙げると
「***部門の各種申請の中から、未処理ものだけを取得する」
「試算表を任意のタイミングで生成する」
「SpreadsheetやExcelからfreeeの取引を登録する」
など、現場の細かな要望に合わせた機能開発ができるようになります。
freee会計 APIについて
freee会計 APIは、freee会計のアカウントをお持ちの方であれば誰でも自由に利用することができます。事前の利用許可などは必要ありません。
freee会計 API でできることは「会計API概要」をご参照ください。
APIを使いはじめる前に
「freeeアプリストア」には、freeeの各種サービスを便利にするためのアプリが公開されています。
https://app.secure.freee.co.jp/
APIを利用した開発を行わなくても、すでにリリース済みのアプリで解決できるかもしれません。開発を行う前に、アプリストアを 検索してみましょう。
freee会計 API を使うための最初の一歩
freee会計 API を利用するためには、最初に「freeeアプリストア」で準備を行う必要があります。下記の「スタートガイド」に従って、freee会計 API を利用してみましょう。
まずはAPIでデータを取得してみる
スタートガイドが完了したら、GoogleスプレッドシートとGoogle Apps Script を利用して、freee APIのデータ取得をしてみましょう。下記のハンズオン資料を利用して、freee会計 API から勘定科目を取得してみましょう。
会計freee API x Google Apps Script 連携ハンズオンセミナー
少し複雑な操作を行ってみる
freee会計 API と Googleスプレッドシートの連携イメージがわいたら、少し複雑な操作にチャレンジしてみましょう。
動画チュートリアルを見ながら、freee API x Google Apps Script で最初のコールを試してみましょう。
動画で学ぶ freee会計 API × Google Apps Script 連携
最初の操作に成功したら、ハンズオンのコンテンツにチャレンジしてみましょう。損益計算書、貸借対照表のデータ取得を、サンプルを利用しながら説明をしています。
講座内容のレジュメやサンプルも含めて公開しています
応用的な使い方を学ぶ
freee会計 API、Google Apps Script についてだいぶ慣れてきたら、より複雑な操作に挑戦していきましょう。
freeeのOAuth認可について学ぶ
初めて freee API を触る方にとって、最も難しいのはOAuthの認可部分でしょう。Google Apps Script + freee API の認可について書かれた記事をご紹介します。
取引の登録について学ぶ
データの取得ができるようになったら、次はデータ(取引、取引先など)の登録に挑戦してみましょう。
- 取引(収入/支出)を登録しよう
- freee APIの一歩。テンプレートのGoogleスプレッドシートから直接freeeの取引登録をしてみよう!
- Go言語からPixiv Boothの売上をfreeeに登録
- 勤務時間、正しく登録していますか?freee 人事労務 API を使って隠れ残業を見破る
さまざまな使い方について学ぶ
応用的な使い方について書かれた記事をご紹介します。
- 【はじめてのfreeeAPI】GAS×freeeAPIで経理業務を自動化する最初の一歩!
- 【GAS×freeeAPI】指定条件の取引一覧を取得する「リクエストURL」の作り方と仕組み
- 【freeeAPI×GAS】支払期日が1週間以内の未決済取引データ(支出のみ)をメール通知する
- 会計freeeAPIとGASを活用した請求管理システムの構築
- (時給フリーランス専用) 会計freee×GASでタイムシートから請求書を作成する
- 会計freeeの月次推移表データをGoogle Spreadsheetに転記する
- freee APIとGASを使って収支の簡易バックアップ+未決済情報をTaskにしてみた。
- freee × GASで財務分析をしてみる
- 会計freee×GASで取引先別の月次貸借対照表データを取得してみる
- 会計freeeから、資金繰り表作成のために決済済み取引データを取得する
(各記事はfreee外部の皆様が記述した記事となり、freeeでは動作確認などを行なっておりません。あらかじめご了承ください。)
以下も併せて参照してください
- freee会計 API概要
- freee会計 APIでできることを確認できます。事業所や取引、勘定科目、取引先の情報から経費精算申請の下書きの作成や更新について触れています。
- freee会計 APIリファレンス
- freee会計 APIの仕様を確認できます。アクセストークンを取得するとブラウザからのAPIコールもできるようになっています。
- freee人事労務 API概要
- freee人事労務 APIでできることを確認できます。従業員一覧、日時勤怠、月次勤怠からタイムレコーダーの登録や取得について触れています。
- freee人事労務 APIリファレンス
- freeen人事労務 APIの仕様を確認できます。アクセストークンを取得するとブラウザからのAPIコールもできるようになっています。